異分野

令和4年12月吉日
西サイエンス・フォーラム 異分野交流懇話会
科学技術の新しい芽を考える異分野交流懇話会
 我が国のこれまでの社会経済の発展は、科学技術の進展によるところが大きく、
その水準もいくつかの分野では世界をリードするに至っています。この背景には、
明治以来、我が国が積極的に科学技術の振興を図り、科学者や技術者の養成
を行なったことと、科学技術水準の向上を通して欧米先進諸国の生活水準に追
い付きたいとする国民の期待感があったと言えます

 しかし、その陰で「基礎研究ただ乗り」との国際的な批判を受ける程、基礎研究
の面ではまだまだ立ち後れが見られ、国際貢献も必ずしも十分ではありません。
 人類共通の知的ストックの形成や、環境問題等の地球規模の問題解決など
に寄与し、国際的な貢献を果していくことが、これからの我が国の重要な課題
となっています。

 関西は、基礎研究面において、歴史的に多種多様な文化が融合してきた豊
かな文化的土壌に育まれて、ノーベル賞受賞者を輩出するなど、国際的にも
貢献しうる優れたポテンシャルを持っていると思います。
 関西が持つ、こうしたポテンシャルを最大限に活かしていくことが、我が国の
基礎研究の発展につながり、ひいては、その成果を通じて国際社会へも貢献
していくことになると思います。
 本懇話会では、産・学・官の主として研究機関の方を委員として構成し、
各分野の先導的な研究者をお招きし、講演と交流の場を形成することにより、
参加者が相互に啓発しあい、新しい科学技術が萌芽することを期待するものです。









第44回「パワーアシストロボットの新分野(介護・農業・災害)への事例展開」


パワーアシストロボットの
新分野(介護・農業・災害)への応用事例展開


日 時:平成31年2月28日(木)14:00〜16:00
会 場:リーガロイヤルNCB 桂の間
主 催:西サイエンス・フォーラム


14:05〜15:00  講演(55分)  
 パワーバリアレス社会への挑戦〜和えて、活きる、大和的イノベーション〜
 藤本 弘道氏(ATOUN 社長)

15:05〜15:20  講演(15分)介護用途検討のポイント
 社会福祉法人隆生福祉会 加藤経営管理統括部長

15:30〜16:00  質疑応答 体験デモ(パワースーツ)実施



講 師 略 歴

藤本弘道(ぶじもと・ひろみち)氏
株式会社ATOUN(アトウン) 代表取締役社長

1997年 大阪大学大学院 工学研究科 原子力工学専攻 修了
1997年 松下電器産業(現パナソニック)に入社し、モータ社モータ技術研究所に配属。
      モータで使用される材料開発の研究に従事。
2003年 パナソニックの社内ベンチャー制度を利用して、アクティブリンク(現ATOUN)を創業
2017年 社名をATOUNに変更。
     「あうんの呼吸で動くロボットを着よう」をビジョンに掲げる
会社概要

社名 株式会社ATOUN
設立 2003年6月6日
本社所在地 〒 631-0801 奈良県奈良市左京6丁目5-2
支社所在地 〒 915-8522 福井県越前市塚町101武生商工会議所内
TEL 0742-71-1878
FAX 0742-71-1888

沿革
2003年6月 松下電器産業(株)社内ベンチャー制度
       「パナソニック・スピンアップ・ファンド」により設立
2013年3月 三井物産株式会社との業務・資本提携
2016年4月 パナソニックと三井物産に対して第三者割当増資を実施










「半導体のハイテク技術と東大阪の匠の技術が融合した大魔鏡」の内覧会とミニ講演会開催


西サイエンス・フォーラムは、昨年9月27日(金)、大阪大学特任教授釘宮公一氏代表
の「魔境研究会」と協力し、「半導体ウエハを検査するハイテク魔鏡技術と東大阪の匠の
技術の融合」のテーマで大魔鏡の内覧会とミニ講演会を開催、会場は関西経済同友会
の厚意により同会の会議室で実施した。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、2018年7月に世界文化遺産に登録さ
れた。それを記念して「魔鏡研究会」では、半導体ウエハを検査するハイテク魔鏡技術と
東大阪の匠の技術の融合を図り、長径1569o短径1150oの楕円形をした総ステンレス
製鏡を作製に着手した。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に因
み、先人達の宗教を守る労苦、先端技術を駆使し継承した知恵を世に広く、永く顕彰する
為に、古来より伝承された隠れキリシタン魔鏡に倣った令和の吉利支丹大鏡を長崎の地に
設置することが同研究会の設立趣旨だった。作製された大鏡は、2019年10月26日に長崎
歴史文化博物館にて展示、公開され、その後、そのまま同館に寄贈された。









行事報告
「令和の吉利支丹大魔鏡:寂光礼和鏡の内覧会」
「半導体ウエハを検査するハイテク魔鏡技術と東大阪の匠の技術の融合」
講師:宮 公一 魔鏡研究会代表
日時: 令和元年9月27日(金)15−16時
場所: 中之島センタービル 28階 関西経済同友会会議室

パワーアシストロボットの新分野(介護・農業・災害)への応用事例展開
日 時:平成31年2月28日(木)14:00〜16:00
会 場:リーガロイヤルNCB 桂の間
1.「パワーバリアレス社会への挑戦〜和えて、活きる、大和的イノベーション〜」
藤本 弘道氏(ATOUN 社長)
2.「介護用途検討のポイント
社会福祉法人隆生福祉会 加藤経営管理統括部長

IoT 日本企業・産業の再生へ、IoTをどう経営に活かすか
〜国際標準の世界観から見て〜
日時:2017年2月24日(金)13:00〜17:00
場所:関西経済同友会会議室(大阪市北区中之島6-2-27 NCB28階)
1.「IoTと製造業のサービス産業化」                
  講師:神戸大学システム情報学研究科システム科学専攻 准教授 藤井信忠氏
2.「サービス産業におけるIoT活用論」                
  講師:がんこフードサービス 副社長 新村 猛(しんむら・たけし)氏
3.「新たな価値創造への挑戦」       
  講師:関西文化学術研究都市推進機構RDMM支援センター長 丸野 進氏
4.「日本企業の戦略ポイント〜世界のものづくりと国際標準化〜」  
  講師:ISOエキスパートリエゾン 棚次三郎氏
「Discover Latvia」(日本語で講演)
日時:平成28年7月12日(火)14:00〜16:00
場所:大阪マルビル
「ラトビアについて」
  講師:アリナ・アシェチェプコワ (Altna Ascepkova)
ラトビア投資開発公社日本代表、ラトビア共和国大使館商務参事官

『川崎重工業(株)兵庫工場』見学会
日時:平成28年5月25日(水)14:00〜17:00(集合 13:40 JR神戸駅南側駐車場)
場所:川崎重工業(株) 兵庫工場 (神戸市兵庫区和田山通2-1-18)
 「総合重工業メーカーにおける鉄道車両事業の特徴と今後の展望」(仮)
  講師:川崎重工業(株) 准執行役員車両カンパニー技術本部長  寺井 淳一 氏
工場見学 鉄道車両の製造現場見学