 
   
  ITアーキテクトのひとりごと
          第63回「データ構成比から自分を見つめる」		  
        今年も利用しているクラウドストレージのサブスクリプション更新の時期が来た。今はやりのDropboxやSugarsyncとは違うサービスを利用しているが、データ容量無制限で安いので私のお気に入りだ。
前にも書いたが、データ容量無制限といってもネットワーク帯域は無制限ではないし、データセンター側の帯域幅も(当然)無制限ではないらしいので、データをアップロードするスピードはほどほどだ。
          私のPCのデータもほどほどなので釣り合っている。 
データ量の増加率は非常に小さくて、世の中のビッグデータとは無縁だが、時々、異常に増加することがあるので、ディレクトリ毎のデータ量をレポートするフリーツールを使ってチェックする。
陳腐化していくファイル、いつまでたっても陳腐化しないファイルを振り分けていくと、ITの変化だけでなく、自分の生活や興味が透けて見えてくる。
捨てるファイルも大事な部分は、デジタル的に切り抜いて当然デジタル化されたスクラップブックにスクラップする。
ほとんどのファイルやスクラップブックもデジタル化されて検索も容易になっているはずだが、探し出すのは難しい。なぜ難しいのかと考えてみると、検索キーワードが時間と共に自分の中で変化しているからだと気づく。
自分がキーワードだと思っていたはずの言葉が時間とともにゆっくりと自分の中で自分でも気づかない間に変化していくので、キーワードを再度記憶しなおす作業をファイルを整理しながら行うけれど、どうしても変わってしまったキーワードが登場してくる。
こんな時は、何かが大きく変わってしまった、変わろうとしている時だ。新しいキーワードを含んだディレクトリ名でフォルダを作り、ファイルを時々読み直しながら整理しなおし、キーワードファイルを作り直す。どうでもよいファイルはどんどん消去される。
総データ量は若干増加。でも、分類されたデータの構成比は大きく変化した。
          
株式会社エクサ 恋塚 正隆






 
        









 
        






 

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