JEITAテープストレージ専門委員会コラム

「テープストレージの有効性」



情報技術(IT)業界では、クラウドコンピューティング、人工知能、ビッグデータの発展や5G ネットワーク の拡大に伴い急速にDXが加速していく中、膨大な量のデータが生み出されています。業界アナリストは、保存データ量が 2025年までに 約180ゼタバイト(ZB)にまで達すると予測しています。

情報・データの利活用、デジタル化が急速に進展する中、世界中の企業や多くの団体では高まるサイバー攻撃へのリスク対策が具体的に求められています。
これらの要件に対してデータをネットワークから切り離して保管できるテープストレージは、エアギャップによるネットワークを介したサイバーアタックからの防御ができる特徴から、近年被害が増加しているランサムウェアに対して非常に有効な対策手段となりえます。

また、テープストレージは主にデータの書き込み・読み出し時にしか電力を消費せず、使用しないときは装置から取り出して電力ゼロでの保管が可能でありCO2排出量の削減、費用の削減によるサステナビリティの向上のみならず、遠隔地保管による災害対策も可能です。

テープ技術は日々進化しており、セキュリティ性やデータを長期安全保管できる高い信頼性が特徴です。
現在直面している課題に対してテープストレージはとても有効な手段の一つになりえると私たちは考えます。

一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願いいたします。

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