第6回 2019年10月

 週末台風に見舞われ、暑いばかりの日は過ぎ去り、涼しい風、空の雲の形、聞こえてくる虫の音、街行く人々のファッションの変化にも、秋を感じる今日この頃です。今年の秋を強く感じるのは、消費税率の変更(8%=>10%)ではありますが。

 SET部会の今年の活動は、SMS部会との連携活動によるストレージインフラの検討と、ミニ・フォーラムとして参加各社の製品・技術の紹介を行う事を柱にしています。ミニ・フォーラムはこれまでに3回開催し、製品・技術の共有を行いました。ストレージ業界において業務を行っている各社の製品・技術を聞いていると、改めてストレージを取り巻く技術の幅広さに気づかされます。SET部会の活動では、「ストレージの使われ方」「インターフェース」「機能」「メディア」と大きく4つに分類して、技術情報を提供して行きたいという方針を決めていますが、「今の技術」「明日の技術」「未来の技術」とまだまだ多くの技術情報の提供が必要だと感じています。技術は常に進歩するという事も考慮し、どの様に情報を提供するのが良いのかを考えながら実践して行きたいと思います。

 所で、皆さん個人で持っているデータ(HDD、USBメモリやSDカード等)はどれ位の容量になるでしょうか?先日、自分の持っている物を整理した所、合わせて4TB位の容量になりました。この容量は決して大きくは無いと思いますが、これだけの容量のデータ(中身)を把握するのには結構苦労しました(何があるかの整理と、重複しているデータの排除、不要データの削除等を行いました)。個人レベルでも、データの保存/利用、更に管理となると意外と大変なコトだと感じました。これからは、年に1度は見直そうと強く感じた次第です。個人レベルでも、データの論理的な把握(どこにどんなデータがあるか?即ちデータ・マネジメント)と、物理的な把握(どれに入っているか?即ちインフラ管理)が重要ですね。

SET部会 富士通株式会社 齊藤