第4回

日の出の時間が早くなり、夕日を見る時間も少しずつ延びている事を感じる今日この頃です。まだ寒い日が続きますが、街がチョコレート色に染まり、春がすぐそこまで来ていることを感じられるようになりました。

SET部会の活動としてデータアーカイブに関する情報提供に向けて活動を進めてきました。定期的な活動で調査・議論・まとめを行う中で、「データ駆動型社会」に向けて、何をしなければならないかを深く考えることが出来ました。これまでに検討してきた内容は「新春セミナー」の中で皆様に報告していますが、利活用を目指すデータのアーカイブについては、業種やデータ種類によって差があると感じています。映像・コンテンツ系は運用そのものにアーカイブが含まれておりアーカイブが特別なものでは無く、一部のデータ解析分野では大量のデータが蓄積・利用されてきています。もっと広い範囲での「データ利活用」社会に向け、基盤となるアーカイブに関する情報提供を今後も継続提供したいと考えています。

ところで、SFの中で「巨大で明るい図書館の様な施設で光り輝く媒体から情報を取り出している姿」が人類の「知のベース」として描かれているのを見たことがあります。現在のデータが蓄積されている場所は「データセンタの人のいない、どちらかと言うと暗い寂しい」場所だと思いますが、未来はSFで描かれている様な場所に変わって行くのでしょうか?データの蓄積・利用・活用の姿も、SFの様に明るく心地良いものになって欲しいですね。

SET部会 富士通株式会社 齊藤