第2回
前回のSET部会コラムの冒頭は、「立春も過ぎて暦の上ではもう春ですね」と書きましたが、今回は「最近は梅雨入り直前ですが、夏の暑さが先に到来していますね」と書きます。
SET部会活動としては、これまで四回の全体部会+個別の推進会を行い、
(1)ストレージの基礎部分の技術情報をWEBや新春セミナーで提供
(2)5月のデータストレージエキスポ、JDSF総会で部会活動説明
(3)2018年度の活動内容検討
を行ってきました。
2018年の活動としては、
・データ・アーカイブに関連する情報提供
・ストレージの基礎部分の情報提供
を「活動の2つの柱」として進めて行きます。
データ・アーカイブ関連に関しては、JDSFの立ち位置で役立つ情報を提供する事を目標として、SET部会参加社の中で活動の進め方/まとめ方を検討しています。データ・アーカイブの目的は、「データ利活用」や「本来の意味での保存」と言う事になりますが、目的に応じた、より適切なアーカイブとはどの様なものか?の情報を提供していきたいと考えています。
少し話が変わりますが、データストレージエキスポ(DSE)出展で気がついた事があります。今回JDSFブースではJEITA磁気テープ標準化委員会との連携で、テープの今と言うセッションを持ちました。テープ製品の認識は以前に比べて低いのではと心配していましたが、以外にも多くに人に「おっ、テープか」等のコメントやセミナーへの参加をして頂きました。製品そのものや技術展示が少なくなった今のDSEを考えると、ディスク・テープなどの基本的な技術や、基礎的な製品情報が必要とされているのではと感じました。来年度については、これらの事を踏まえて、より良いJDSFとしての参加を目指したいと思います。
春と言う事で、新製品の発表なども盛んですが、SET部会としてはしっかりと「ストレージの要素技術」に目を向けて、より良い情報提供を目指したいと思います。
今後もご支援の程よろしくお願いします。
SET部会 富士通株式会社 齊藤