HOME > ストレージ・ネットワーキング技術部会 > ファイバチャネルとは
 
 
ファイバチャネルは1Gbps, 2Gbps, 4Gbps(8Gbps は仕様を検討中)の伝送速度を持った超高速データ伝送ネットワークです。ファイバチャネルは SCSI などのチャネル接続インタフェースの特徴と、イーサネットのようなネットワーク接続インタフェースの特徴をあわせ持つインタフェースで、高速、高信頼性、広帯域、長距離伝送といった特徴をもちます。ファイバチャネルの上位層として、TCP/IP、ATM、SCSI等のプロトコルがサポートされています。 ファイバチャネルの主なアプリケーションは SAN (Storage Area Network) で、SANとは、ディスク装置や、テープ装置といったストレージ機器とサーバ群をスイッチネットワークで接続し、数百テラバイトのストレージリソースを効率よく使用するソリューションです。

 
 
コンピュータ間のデータ伝送方式として、チャネル方式とネットワーク方式があげられます。チャネル方式は広帯域、確実性を特徴としていますが、遠距離には適さず、接続には一般的に太いケーブルが使用され固定的である等で自由度があまりありません。ネットワーク方式は接続の自由度が高く距離の制限も少ないのが特徴ですが、物理的、階層的な理由により、伝送速度が遅いとされています。ファイバチャネルはこのチャネルとネットワークの長所を併せ持ったものです。
  
■ネットワーク、チャネル、ファイバチャネルの特徴
    
      
  
  | ネットワーク | チャネル | ファイバチャネル (ループトポロジー) | |
| 接続 | マルチポイント | 対抗(スイッチあり) | 対抗(スイッチあり)およびマルチポイント | 
| ケーブル銅線 | 10Km以上 | 10m程度 | 最大 10Km | 
| 接続形式 | コネクションレス型 | コネクション型 | コネクション型および コネクションレス型 | 
| 伝送の信頼性 | BERは10-9以下 | BERは10-12以下 | BERは10-12以下 | 
| 伝送方式 | シリアル | パラレル | シリアル | 






 
        








 
        


 

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